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『素人のように考え、玄人として実行する』金出 武雄 (著)

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 ◆◆ 今日の「本をチカラに!」 ◆◆

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 ⇒『素人のように考え、玄人として実行する』金出 武雄 (著)
   http://www.bizpnet.com/book/2006/04/sirouto.html

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■本書は、カーネギー・メロン大学教授、ロボット研究所前所長の金出武雄氏
 による著書です。

 発想法や問題解決、考え方などについて書かれています。


▼ ここに注目 ▼

 「「考える時は素人として素直に、実行する時には玄人として緻密に」」
                              (p.43)

 本書のタイトルにあるように、本書全体をとおして言われていることは、
 素直に考え、緻密に実行するということです。


■なぜ?と自然に考えて、きちんと細部まで考えて、実行するということ
 でしょうか。

 基本的な物事に取り組む際の姿勢だと思います。


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 ▼ おすすめ度 ▼

   ★★★★☆

     カーネギー・メロン大学教授、金出氏による発想法や考え方に
     ついての著書です。
     研究者の方がどのように考えているか知りたい方や発想法について
     考えたい方が読まれると良いかもしれません。


 ▼ おすすめしたい方 ▼

   発想法について考えたい方。


 ★『素人のように考え、玄人として実行する』金出 武雄 (著)
   http://www.bizpnet.com/book/2006/04/sirouto.html

★【今日の「本をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇
◇    素直に考え、緻密に実行する
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◆
◆ ⇒ 素直に考えていますか?
◆
◆  (コメントというところをクリックすると、コメントが書けます。)
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2006年4月 6日 16:59 【書評】 技術, 書籍・雑誌 | 『素人のように考え、玄人として実行する』金出 武雄 (著) | コメント (0) | トラックバック

『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる』梅田 望夫 (著)

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 ◆◆ 今日の「本をチカラに!」 ◆◆

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 ⇒『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる』梅田 望夫 (著)
   http://www.bizpnet.com/book/2006/02/web.html

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■本書のテーマは、ウェブのこれからということです。

 副題に、「本当の大変化はこれから始まる」とあるように、
 これからの10年ウェブはどう変わっていくのだろうか、ということを
 念頭に書かれています。


■内容としては、2000年から2005年ぐらいの話をまとめてある感じです。

 とは言え、ウェブを活用していない人にとっては、知らないことが多く、
 読むと、新しい発見があるかもしれませんし、チンプンカンプンなこと
 が、ほとんどかもしれません。


▼ ここに注目 ▼

 「インターネットの真の意味は、不特定多数無限大の人とのつながりを
  持つためのコストがほぼ0になってしまったということである。」
                             (p.019)

 ブログやメルマガをやっていると、ほんとうにこれは実感できます。

 そして、このところ、環境が整ってきて、さらに加速していくような感じが
 しています。


■ネットと言う、手で触れることができないものを、どうやって捉えるか。

 今後のウェブの変化や社会、世界の変化を知りたい、考えたい方に、
 一読をおすすめします。


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 ▼ おすすめ度 ▼

   ★★★★☆(★4.5)

     本書のテーマは、ウェブのこれからということです。
     内容としては、2000年以降に、ウェブなどで起こってきたことを
     中心に書かれています。
     ウェブの世界について知りたい方に、一読をおすすめします。


 ▼ おすすめしたい方 ▼

   ウェブのこれからを考えたい方。


 ★『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる 』梅田 望夫 (著)
   http://www.bizpnet.com/book/2006/02/web.html

★【今日の「本をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇
◇    ネットによって、不特定多数の人につながるためのコストが
◇    ほぼ0に近づいてきた
◇
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◆
◆ ⇒ 不特定多数の人に、どうやってアプローチしますか?
◆
◆  (コメントというところをクリックすると、コメントが書けます。)
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2006年2月22日 16:59 【書評】 技術, パソコン・インターネット | 『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる』梅田 望夫 (著) | コメント (0) | トラックバック

『テクノロジストの条件』P.F.ドラッカー (著), 上田 惇生 (翻訳)

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 ◆◆ 今日の「本をチカラに!」 ◆◆

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 ⇒『テクノロジストの条件』P.F.ドラッカー (著), 上田 惇生 (翻訳)
   http://www.bizpnet.com/book/2005/08/techno.html

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■「はじめて読むドラッカーシリーズ」の技術編です。

 「はじめて読むドラッカーシリーズ」は、過去のドラッカー氏の著作や論文
 などをテーマごとにまとめたものです。

 本書は、ドラッカー氏による技術論であり、テクノロジストやイノベーショ
 ンについて書かれています。


■テクノロジストは、技術者ということです。

 知的労働者の中で、とくに技術に携わるものということだと思います。


●ここに注目●

 「イノベーションの機会は、産業の内部に四つある。第一が予期せぬこと、
 第二がギャップ、第三がニーズ、第四が産業構造の変化である。イノベーシ
 ョンの機会は産業の外部にも三つある。すなわち第五が人口構造の変化、
 第六が認識の変化、第七が新知識である。」(p.214)

 イノベーション。

 これが大切だと、本当によく言われます。

 ドラッカー氏によれば、イノベーションの機会は、
 主に7つあるということです。

 一つ紹介すると、


■予期しないこと。

 予期しないユーザが利用するなどです

 例として、IBMが企業向けの給与計算用のコンピュータで成功した、
 ということが挙げられています。

 初めは、金融界に売り込もうとしていたのを、企業が興味を示したために、
 給与計算用に作り変えて、成功したということです。


■こういうことが頻繁に起こるかはわかりませんが、
 需要があるところ、お客様が欲しいと思うところに、チャンスがあるという
 ことです。


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 ▼ おすすめ度 ▼

   ★★★★☆

     「はじめて読むドラッカーシリーズ」の技術編です。
     ドラッカー氏による技術論であり、テクノロジストやイノベーショ
     ンについて書かれています。
     技術、イノベーションなどについて興味がある方が、読まれると
     よいでしょう。


 ▼ おすすめしたい方 ▼

   テクノロジスト。
   イノベーションについて考えたい方。


 ★『テクノロジストの条件』P.F.ドラッカー (著), 上田 惇生 (翻訳)
   http://www.bizpnet.com/book/2005/08/techno.html

★【今日の「本をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇
◇    イノベーションの機会は、予期しないところにある
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◆
◆ ⇒ お客さまの需要に応えていますか?
◆
◆  (コメントというところをクリックすると、コメントが書けます。)
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2005年8月 5日 16:59 【書評】 技術 | 『テクノロジストの条件』P.F.ドラッカー (著), 上田 惇生 (翻訳) | コメント (1) | トラックバック

『スモールワールド・ネットワーク―世界を知るための新科学的思考法』

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 ◆◆ 今日の「本をチカラに!」 ◆◆

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 ⇒『スモールワールド・ネットワーク―世界を知るための新科学的思考法』
   http://www.bizpnet.com/book/2005/01/small.html

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■6次の隔たり。

 みなさんも、6人の人を介せば、世界中のどんな人ともつながることが
 できるという話を聞いたことがあるのではないでしょうか。

 知り合いの知り合いを、実は、お互いが知っていたなんてことがあります
 から、本当のような気がしてしまいます。


■たいてい、そういうときは、’世間は狭いな’などと言いますが、
 本書のテーマは、そんなスモールワールドのネットワークについてと
 ネットワークの科学についてです。

 6次の隔たりは、本当なのか。


■正直、読んでいてよくわからない点が、多々ありました。

 そのため、途中で、読むことをやめたくなることもありましたが、
 わからないなら、わからないなりに、読み進めるということも、
 読書には必要でしょうし、読書力を上げる良い機会だと考えて、
 最後まで、読んでみました。

 ということで、なかなか書評や感想などを述べるのは、むずかしいのですが
 書いてみます。


■6次の隔たりが、本当かどうかは、読んでもらうとして、
 著者は、このスモールワールド・ネットワークについて得た知見で、
 伝染病やコンピュータ・ウィルス、流行などについても考察しています。


■なかでも、トヨタグループにおけるアイシン精機の工場火災事故後の
 グループの協力、事故の影響を最小限にしたことについての考察が
 興味深かったです。

 この考察から言えることは、問題解決は、曖昧さに対応することであり、
 その曖昧さに対応できる組織(構造)を持っていたために、事故から回復
 することが可能であったということだと思います。

 日頃のビジネスを、問題解決方法を探りながら、試行錯誤しながら、
 行なっていることが、生きたのではないかと感じました。

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 ▼ おすすめ度 ▼

   ★★★★☆

     数学的な考察があるので、読み進めるのが、むすかしいかも
     しれません。
     ネットワークについてや社会的つながりなどについて、興味がある
     方が、読まれると良いでしょう。

 ▼ 読んでほしい方 ▼

   スモールワールドは、本当なのか知りたい方。


 ★『スモールワールド・ネットワーク―世界を知るための新科学的思考法』
   http://www.bizpnet.com/book/2005/01/small.html

 ★【今日の「本をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◇
 ◇    曖昧さに対応できる組織を作る
 ◇
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 ◆ ⇒ 日頃から、試行錯誤をしていますか?
 ◆
 ◆  (コメントというところをクリックすると、コメントが書けます。)
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2005年1月27日 16:59 【書評】 技術, 書籍・雑誌 | 『スモールワールド・ネットワーク―世界を知るための新科学的思考法』 | コメント (0) | トラックバック

『人間の終わり』

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 ◆◆ 今日の「本をチカラに!」 ◆◆

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 ⇒『人間の終わり』
   http://www.bizpnet.com/book/2004/12/ningen.html

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 ■『歴史の終わり』を書かれた、フランシス・フクヤマ氏による、バイオテ
  クノロジーなどについての本です。

  バイオテクノロジーや人間後について、フクヤマ氏の考えを書かれていま
  す。


 ■とくに印象に残ったことは、2点あります。

  一つは、バイオテクノロジーについての不安です。

  個人的に、バイオテクノロジーと聞くとなぜか不安になりますが、
  その点について書かれています。

 「バイオテクノロジーによって、我々がある意味で人間性-歴史において、
 人間を取り巻く状況が明らかに変化してきたといえ、我々のアイデンティテ
 ィと方向感覚を変わらず支えてきた、本質的な性質-を失うかもしれない、
 という不安である。さらに悪いことは、大切なものを失ってしまったのに、
 その自覚が持てないかもしれない。」(p.118)

  人間であるというアイデンティティを失ってしまうのではないかという
  不安が直感的にあります。


 ■もう一つは、我々は技術の奴隷ではないという指摘です。

  技術的に可能だからと言って、その技術に振り回される必要はないという
  ことを言いたいのだと思います。

  たしかに、技術を使うか使わないかは、選択できるとも言えると思います
  が、欲望をどうコントロールする、できるのか、この点が、わたしには、
  よくわかりません。

  もっと長生きしたいとか、もっと美しくなりたいなどという欲望を、
  どこまで認めるのか、そして、その欲望は、社会的なものなのか、個人的
  なものなのか、むずかしい問いであるように思います。


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 ▼ おすすめ度 ▼

   ★★★★☆

     バイオと聞くと、不安と期待が入り混じったような気持ちになりま
     す。バイオテクノロジーについて、(知りたいという方ではなく)
     考えたい方におすすめします。


 ▼ 読んでほしい方 ▼

   バイオテクノロジーに関わる方。
   人間後について考えたい方。


 ★『人間の終わり』
   http://www.bizpnet.com/book/2004/12/ningen.html

 ★【今日の「本をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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 ◇    我々は技術の奴隷ではない、けれど。。。
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 ◆ ⇒ あなたは、バイオテクノロジーと聞いて、何を思い浮かべますか?
 ◆
 ◆  (コメントというところをクリックすると、コメントが書けます。)
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2004年12月 8日 16:59 【書評】 技術, 書籍・雑誌 | 『人間の終わり』 | コメント (0) | トラックバック