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2008年10月14日
私の始末書・和田浩子オフィスワダ代表
⇒ 私の始末書 和田浩子 オフィスワダ代表
(「日経ビジネス アソシエ」 2008.10.21 p.082~
http://www.bizpnet.com/zassi/08/10/aso1021.html )
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■この号の「日経ビジネス アソシエ」の「私の始末書」は、
日本人で初めてP&Gのヴァイスプレジデントになった、和田浩子氏です。
アメリカで成功していた、シャンプー「ヘッド&ショルダー」を
日本市場へ導入する際の失敗談について書かれています。
■「ヘッド&ショルダー」を日本に導入する際に、アメリカやメキシコなどで
の成功事例に倣って、日本でも展開するようにしたところ、あまり上手く
行かなかったそうです。
その方法では、受け入れられないと感じてはいたが、代替案が提案できず、
拒絶することもできなかったとのこと。
その後、この失敗の要因を分析し、次のブランド、「パンテーン」や
「ヴィダルサスーン」に反映したところ、成功に導くことができたという
ことです。
■失敗から学んで成功へということです。
成功事例を真似すれば成功するというわけではなく、
地域や文化、タイミングなど、状況に合った方法で、提供・展開することが
重要なのだと思います。
■おそらく、P&Gは、現在では、ローカルの状況に合わせて、
商品展開などを行っていると思います。
さらに、P&Gについて詳しいことを知りたい方は、
『成功は洗濯機の中に―P&Gトヨタより強い会社が日本の消費者に学んだこと』
市橋和彦(著)などを読まれると良いと思います。
http://www.bizpnet.com/book/2008/09/seisenta.html
★【今日の「知識をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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□ 状況に方法を合わせる
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■ ⇒ 状況を把握していますか?
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2008年10月14日 17:00 経営 | 私の始末書・和田浩子オフィスワダ代表 | コメント(0) | トラックバック
『ドラッカー先生の授業』ウィリアム・A・コーン(著)
⇒『ドラッカー先生の授業 私を育てた知識創造の実験室』
ウィリアム・A・コーン(著)
http://www.bizpnet.com/book/2008/10/drclass.html
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■本書の著者、ウィリアム・A・コーン氏は、
クレアモント大学院エクゼクティブ向けマネジメント博士コースの
卒業一期生で、ピーター・ドラッカー氏の教え子ということです。
本書では、そのときの授業などを再現しつつ、そこから学べることについて
さらに掘り下げています。
ドラッカー氏の授業の様子や、逸話などを知ることができ、
興味深く読むことができました。
■ドラッカー氏の著作を読むと、発見や再発見があるのですが、
本書でも、発見や再発見がありました。
ドラッカー氏は、すでに亡くなっているので、
ドラッカー氏による著作は、今後は、出てくることはないのかもしれません
が、このような形で、また学べるというのはうれしいことです。
▼ ここに注目 ▼
ドラッカー先生の分析手法
「先生は、「大枠の原則はつねに一定だが、状況ごとに応用のしかたを
変える必要があるだろう」と考えていたのだ。」(p.300)
■戦略やマーケティングの基本や大枠は知っておくと良いと思います。
しかし、状況は、時と場合、自社、他社などの状況によって異なります。
ですから、応用することが大切です。
言われてみれば当たり前ですが、どこかに簡単で効果抜群の戦術なり方法が
あるのではないか、と考えてしまうものです。
もちろん、そういったことがあれば良いのですが、なかなかないようです。
テクニックやノウハウだけでは、なかなかうまくいかない、
人まねだけでは、うまくいかないのは、こういうことがあるからでしょう。
■マネジメントの父、などと言われる、ドラッカー氏。
また、ご自身では、社会生態学者と呼んで欲しいと言われていたようです。
そして、知識労働者という言葉を生むなど、ビジネスや社会への慧眼は
まさに、優れていたものだと思います。
これだけの幅広い研究や著作から学ぶことは、一朝一夕でできることでは
ないと思いますが、本書などを通して、また新たに学びたいという思いを
強くしました。
(本当は、目次を引用したいところですが、長くなるので、省略します。
Amazonで見てみてください。)
■折に触れて、ドラッカー氏の著作を読み返すことがあります。
そこで思うことは、もっと早く読んでおけば良かった、ということです。
他の本なり、自分の経験などから、感じたり、学んだりしたことが、
すでに書かれていることが、多いです。
もう何十年も前の本であるにも関わらず、すでに基本的なことは、
書かれています。
自己啓発にしろ、経営についてしろ、書かれています。
ドラッカー氏の名前ぐらいは聞いたことがあるが、
著作を読んだことがないという人もいると思います。
そういう方は、本書をまず読んでみて、ドラッカー氏の著作を読んでみると
良いと思います。
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▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆(★4.3)
本書の著者、ウィリアム・A・コーン氏は、
クレアモント大学院エクゼクティブ向けマネジメント博士コースの
卒業一期生で、ピーター・ドラッカー氏の教え子ということです。
ドラッカー氏の授業の様子や、逸話などを知ることができ、
興味深く読むことができました。
ドラッカー氏から学びたい方が、読まれると良いと思います。
▼ おすすめしたい方 ▼
経営者。
ビジネスパーソン。
▼ あわせて読みたい ▼
『プロフェッショナルの条件』
http://www.bizpnet.com/book/2004/11/pro.html
『ドラッカー 365の金言』
P.F.ドラッカー(著),ジョゼフ・A・マチャレロ(編集)
http://www.bizpnet.com/book/2005/12/drucker.html
★『ドラッカー先生の授業 私を育てた知識創造の実験室』
ウィリアム・A・コーン(著)
http://www.bizpnet.com/book/2008/10/drclass.html
★【今日の「本をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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◇ 原則を知り、状況に合わせて応用する
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◆ ⇒ ドラッカー氏の著作などから学んでいますか?
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2008年10月14日 16:59 【書評・感想】 経営 | 『ドラッカー先生の授業』ウィリアム・A・コーン(著) | コメント(0) | トラックバック