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2008年07月09日

強い課長の作り方「日経ビジネス」

 ⇒ 強い課長の作り方
   (「日経ビジネス」 2008年7月7日号 p.26~)

-----------------------------------

■10年前と比べ職場の管理職の仕事の負荷はどうなっていますか?

 この「日経ビジネス」のアンケートでは、
 50.5%が増えていると答えています。

 その理由として、

  担当する業務が増えた、
  部下が減り、自らプレーヤーとして動かなければならなくなった
  人員削減の影響で人手が足りない

 といったことがあげられています。


■どのような制度や職場環境が必要ですか?

 という問いには、

  公平な評価制度
  活発な職場のコミュニケーション
  管理職研修や育成制度の充実

 などが必要という答えが多かったです。


■名ばかり管理職などと言われるものが指摘されたり、
 中間管理職の必要性などを再認識するべきといった記事や本などを、
 このところ見かけます。

 この「日経ビジネス」の特集は、強い課長の作り方ということで、
 管理職について取り上げています。


■強い課長を作る処方箋

 1 管理職の業務を「棚卸し」
 2 「円卓会議」や「塾」で悩みを共有
 3 「手を挙げる人事」の導入
 4 「カネよりやりがい」の風土づくり


■こういったことが、方策として事例とともにあげられています。

 それぞれ詳しいことは読んでみてください。


■「そろそろ管理職をコストとして見る風潮をやめませんか。」

 この特集記事は、この文で結ばれています。

 人材は、コストがかかります。

 ですが、価値を生み出すのは人です。

 ですから、管理職だけでなく、人材は、コストという側面だけではなく、
 価値の源泉でもあるわけです。


■ユニクロが、パート・アルバイトを正社員化しているそうです。

 給料などが増えるので、コストが増えるそうですが、
 その分、従業員のモチベーションや生産性が上がっているとのこと。

 働きやすい環境で、成果を生み出しやすいように、
 工夫することが求められているのだと思います。

 経営者だけではなく、従業員とともに考えられると、
 より良い方策を取ることができる課題なのではないか。

 人材に関する最近の話には、そんなことを感じます。

★【今日の「知識をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□                                 
□    人材は、コストでもあるが、価値の源泉でもある
□                                 
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ ⇒ 強い課長、人材を生み出すために、何をしますか?

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2008年07月09日 17:00 経営 | 強い課長の作り方「日経ビジネス」 | コメント(0) | トラックバック

『リーダーになる[増補改訂版]』ウォレン・ベニス(著)

 ⇒『リーダーになる[増補改訂版]』ウォレン・ベニス(著)
   http://www.bizpnet.com/book/2008/07/leader.html

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■本書、『リーダーになる』は、リーダー論において、よく引用されたり、
 紹介されたりします。

 ですが、日本語訳は、久しく絶版になっていました。

 このたび、増補改訂版として、登場です。

 というわけで、ご紹介します。

▼ ここに注目 ▼

 「「汝自身を知れ」という言葉は、自分は誰なのか、どんな自分になりたい
  のかを、世間の指標ではなく自分の指標で考えよと語りかけているのだ。」
                               (p.107)

■目次

 第1章 現状を打破する
 第2章 基本を理解する
 第3章 自分を知る
 第4章 世界を知る
 第5章 直感に従う
 第6章 自分を広げる―体当たりし、すべてを試みよ
 第7章 混乱をくぐり抜ける
 第8章 人を味方につける
 第9章 リーダーを助ける組織、くじく組織
 第10章 未来をつくる

■目次を見てわかるように、それほど複雑なことを言っているわけでは
 ありません。

 むしろ、基本的なことかもしれません。

 この、「汝自身を知れ」という言葉も、多くの人が聞いたことがある言葉だ
 と思います。


■本書は、リーダーになるための本という位置づけですが、
 リーダーの資質や特徴を、様々なリーダーから描き出しています。

 実際、本書を読んで、リーダーになれるかというと、
 少しむずかしいのではないかと思います。

 本書以外の本などを参考に、自分なりに考えて、実践する。

 (例えば、『リーダーシップは教えられる』
   http://www.bizpnet.com/book/2007/06/leadcan.html

 これまた、当たり前ですが、こういうことが必要だと思います。


■リーダー論を語るときに、代表的な一冊ですので、
 まだ読んでいない方は、読んでおくと良いと思います。

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 ▼ おすすめ度 ▼

   ★★★★☆

    リーダーシップ論の権威などと言われる、ウォレン・ベニス氏による
    リーダー論です。
    日本語訳は絶版が続いていましたが、増補改訂版として登場です。
    リーダーシップ、リーダーについて考えたい方が、読まれると
    良いと思います。
    とくに、まだ読んだことがない方は、読んでおくと良い一冊でしょう。


 ▼ おすすめしたい方 ▼

   リーダー。
   リーダーについて考えたい方。


 ▼ あわせて読みたい ▼

  『リーダーシップは教えられる』
   http://www.bizpnet.com/book/2007/06/leadcan.html

 ★『リーダーになる[増補改訂版]』ウォレン・ベニス(著)
   http://www.bizpnet.com/book/2008/07/leader.html


★【今日の「本をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇ 「汝自身を知れ」という言葉は、自分は誰なのか、どんな自分になりたい
◇ のかを、世間の指標ではなく自分の指標で考えよと語りかけているのだ。

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆ ⇒ 自分の指標を考えてみる

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2008年07月09日 16:59 【書評・感想文】 スキルアップ | 『リーダーになる[増補改訂版]』ウォレン・ベニス(著) | コメント(0) | トラックバック