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2008年02月19日
三国志「考えて動ける部下をつくる仕かけ」
⇒ 三国志「考えて動ける部下をつくる仕かけ」
(「プレジデント」 2008.3.3 p.109
http://www.bizpnet.com/zassi/08/03/pre0303.html )
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■部下が、自分で考えて動いてくれたら。。。
そう思うのは、上司が楽をしたいからというのもあるかもしれませんが、
やはりそういう人材が優秀であるからというのが、あるでしょう。
この「プレジデント」の記事では、
『三国志』の中で、呉の孫権が、部下の呂蒙(りょもう)を考えて動ける
人材にするためにとった方法について紹介されています。
■その仕かけとは、歴史書を読めと薦めたそうです。
「理論」と「ノウハウ」という2系統の歴史書を薦めたということで、
これをきっかけに、呂蒙は、学問に目覚めたそうです。
■実務経験がある人が、自分の実務に役立つことや自分が苦労してきたこと
などが書かれている本などを読むと、興味深く読むことができるでしょう。
ですから、部下に、適切な本を薦めることができれば、
部下のやる気につながるでしょうし、自分で考えて動けるようになるかも
しれません。
■もちろん、必ずしもそうなるとは限りませんし、
自分自身が良書を知らなければ、薦めることもできません。
直接部下を指導するというやり方もあるでしょうが、
このように間接的に、教えるという方法もあるわけです。
とは言え、まずは、自分が良書を知らなければ、できない方法ですので、
自分が読書をしないことには、むずかしいでしょう。
■昔から、読書の価値はこういうところにもあるということがわかります。
読書にはそういう価値があるわけですが、現代はネット時代ですから、
本を読む人にしろ、読まない人にしろ、このメルマガを読むように薦めて
みるというやり方もあると思います(笑)
★【今日の「知識をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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□ 部下に、良書を薦めてみる
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■
■ ⇒ 部下が考えて動けるようにするには?
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2008年02月19日 17:00 経営 | 三国志「考えて動ける部下をつくる仕かけ」 | コメント(0) | トラックバック
『まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか』ナシーム・ニコラス・タレブ(著)
⇒『まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか』
ナシーム・ニコラス・タレブ(著)
http://www.bizpnet.com/book/2008/02/magure.html
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■本書の著者、ナシーム・ニコラス・タレブ氏は、トレーダーであり大学教授
ということです。
本書のテーマは、ランダムネス(不規則性)です。
著者が、トレーダーであることなどから、主に投資を題材として、
不確実性や確率、といったことが書かれています。
■本書のタイトルにあるように、「まぐれ」についても書かれています。
偶然というのか、まぐれというのか、運というのか、
そういった類の話です。
たまたま、まぐれで勝っている投資家についてなどが、出てきます。
それが、なぜまぐれなのかは、本書を読んでみてください。
▼ ここに注目 ▼
「私たちを行動へと駆り立てる情緒という装置にはニュアンスがわからない。
物事を理解するのは効率が悪いのである。」(p.227)
■本書で何度か言われているのは、多くの人間の心は確率というものを
理解しやすいようにはできていないということです。
(だから、というからだけではないかもしれませんが、本書も理解しにくい
面もあると思います。)
■理屈などを理解するよりは、だいたいの勘のようなもので、行動するほうが
効率的ということです。
この辺りの話は、行動経済学などで言われるヒューリスティックという
話ですね。
行動経済学などに興味がある方は、本書で言われている事は、
理解しやすいように思います。
行動経済学を知らない方は、『行動経済学』などとあわせて読まれると
良いでしょう。
http://www.bizpnet.com/book/2006/07/koudou.html
■不確実性やランダム性などは、未来をどう考えるかについての話でも
あります。
戦略は未来について考えることですから、戦略などにも関連してきます。
最近、紹介した『その数学が戦略を決める』や『戦略のパラドックス』など
ともつながる話です。
http://www.bizpnet.com/book/2008/01/suujiga.html
http://www.bizpnet.com/book/2008/01/senpara.html
■本書では、生物学や経済学などの様々な「科学」からの知恵を借りています。
本書のおもしろいところは、著者が、考えを実践にどう活かそうと
しているかというところだと思いました。
考えを実践するにはどうしたら良いかということを考えている人には、
おもしろく感じられるかもしれません。
理屈なんかどうでも良い、という人には、おもしろくもなんともないかも
しれません。
そもそも、そういう人は、本書のような本は読まないかもしれませんが。
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▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆
本書の著者、ナシーム・ニコラス・タレブ氏は、トレーダーであり
大学教授の方だそうです。
ランダムネス(不規則性)について書かれています。
投資や科学、確率の関係というのでしょうか。
そういうことが書かれています。
ランダムネス、確率、不確実性に興味がある方や
理論と実践などに興味がある方が読まれると良いでしょう。
▼ おすすめしたい方 ▼
ランダムネス、確率、不確実性に興味がある方。
科学が好きな方。
▼ あわせて読みたい ▼
『行動経済学』友野典男
http://www.bizpnet.com/book/2006/07/koudou.html
★『まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか』
ナシーム・ニコラス・タレブ(著)
http://www.bizpnet.com/book/2008/02/magure.html
★【今日の「本をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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◇ 私たちを行動へと駆り立てる情緒という装置にはニュアンスがわからない。
◇ 物事を理解するのは効率が悪いのである。
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◆ ⇒ 自分の感情を、どう扱っていますか?
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2008年02月19日 16:59 【書評・感想文】 その他 | 『まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか』ナシーム・ニコラス・タレブ(著) | コメント(0) | トラックバック