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2005年01月20日

自治体 vs ITゼネコン

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 ■■ 今日の「知識をチカラに!」 ■■               
                                   
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 ⇒ 自治体 vs ITゼネコン
  (NHKクローズアップ現代 2005年1月18日放送
   http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2005/0501fs.html )

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■自治体が、情報システムにかける費用が、ITゼネコンによる寡占によって
 無駄にかかっているのでは、という話題です。

 どれくらいの寡占かというと、
 40都府県の自治体において、富士通48%、NEC28%、日立20%、
 その他4%ということでした。


■この寡占状態をつくっている理由の一つとして、自治体が汎用機を使って
 いることがあげられます。

 汎用機に使われるプログラムは、メーカーの知的財産のため、他社による
 プログラム改修などは、事実上できません。

 このため、競争が起きにくく、寡占につながっているとのことでした。


■そんななか、脱ITゼネコンの例として、佐賀市と長崎県の例が、
 紹介されていました。

 どちらも、汎用機から小型サーバというオープン型のシステムへ変更したそ
 うです。

 これによって、かなりの費用削減が見込まれるそうです。


■とくに印象に残っているのは、長崎県の最高情報責任者の島村氏の言葉
 です。


   時代が変わったら、制度も変えるのは当然ではないでしょうか。


 ITは、秒進分歩の世界とまで言われているのですから、
 良いものは取り入れない手はないと思います。

 しかし、どんな組織でも制度を変えるのは、簡単ではないことは、歴史が
 教えてくれています。

 番組で、ITアドバイザーの安延氏が言われていたように、リーダーの役割
 が大きいと言えるでしょう。

 しかし、先進的と思われる長崎県でさえ、汎用機を廃止するのは、8年後と
 いうことですから、まだまだ道は長いということでしょうか。

 早ければ良いというものでもないでしょうけれど。

 ★【今日の「知識をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 □                                 
 □     時代が変わったら、制度も変える。
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 ■   ⇒ 変化を起こしていますか?
 ■ 
 ■  (コメントというところをクリックすると、コメントが書けます。)
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2005年01月20日 17:00 経済・政治・国際 | 自治体 vs ITゼネコン | コメント(2) | トラックバック

『ポストモダン・マーケティング―「顧客志向」は捨ててしまえ!』

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 ◆◆ 今日の「本をチカラに!」 ◆◆

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 ⇒『ポストモダン・マーケティング―「顧客志向」は捨ててしまえ!』
   http://www.bizpnet.com/book/2005/01/post.html

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■一昨日、昨日と、顧客志向の本を紹介しました。

 また、このメルマガでは、何度か、顧客中心主義や顧客満足について、
 取り上げてきました。

 しかし、今日ご紹介する本は、非顧客志向のマーケティングについての本で
 す。

 原題は、’Free Gift Inside!!’となっており、直訳すれば、
 「無料ギフトが中に入ってる!!」ということです。


    一体何のことだ?


 と思われる方は、書店で手に取って、目次を見れば、
 おわかりになるでしょう。


■さて、本書の内容ですが、
 顧客を満足させるとか、顧客第一だとか、そういった方法によらない、
 マーケティングの方法にてついて、説明してくれています。

 一言で言ってしまうと、”人の行く道の裏に、花あり”と言ったところで
 しょうか。


    どんな方法だ?


 と思った方は、本書を購入されると良いと思いますが、
 一番わかりやすいものを一つ紹介すると、それは、”限定”です。


     限定●●個。 何日まで、△割引。


 こういったものに、消費者は弱いわけですが、
 この”限定”という手法は、顧客志向というわけではないですね。

 こうすることで、希少価値が高まるなどして、欲を刺激されるわけです。


■この”限定”は、非顧客志向のマーケティングの一例です。

 他の手法も、非顧客志向の多くの事例を交えながら、紹介して
 くれています。


     その手法って?


 と思った方は、。。。


 ちょっとしつこかったですね。

 こうやって、サスペンド(宙吊り)にすることも一つの手法だろうと思いま
 す。(本書には、はっきりとは書かれていませんが。)


 いずれにしても、顧客志向だけが、マーケティングではないということを、
 教えてくれる楽しい本です。


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 ▼ おすすめ度 ▼

   ★★★★☆ (★4.5)

     非顧客志向のマーケティングを、数多くの事例とともに、紹介して
     くれています。
     どうも’顧客志向’ということに’飽きてきたな’という方や
     顧客志向でなくても、売上が上がるんじゃないかと思っている方に
     おすすめです。


 ▼ 読んでほしい方 ▼

   マーケッター、起業家、経営者。
   ビジネス・パーソン。


 ★『ポストモダン・マーケティング―「顧客志向」は捨ててしまえ!』
   http://www.bizpnet.com/book/2005/01/post.html

 ★【今日の「本をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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 ◇     顧客志向だけが、マーケティングではない。
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 ◆⇒ お客様を憤慨させて、売上を上げるにはどうしたら良いでしょうか?
 ◆
 ◆  (コメントというところをクリックすると、コメントが書けます。)
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2005年01月20日 16:59 【書評】 マーケティング, 書籍・雑誌 | 『ポストモダン・マーケティング―「顧客志向」は捨ててしまえ!』 | コメント(0) | トラックバック