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2013年2月13日
「過去の遺物」に勝機あり
⇒ 「過去の遺物」に勝機あり
アイリスオーヤマ大山健太郎の経営教室 第2回
(「日経ビジネス」 2013.2.11 p.60~)
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■伸びシロの開拓
アイリスオーヤマ社長の大山健太郎氏の経営についての記事です。
業績が伸び悩んだ時期に、なぜ伸び悩んでいるのか分析して、
取りこぼしていることに気がついたということです。
■既にあるものや過去の遺物を再生する
「「既にあるもの」や「過去の遺物」と世間が認識するようなものを
アイリス流に再生するのです。時代の変化とともに、陳腐化も急速に
進んでいますが、見方を変えれば伸びシロもあるということです。」
ということで、今あるモノ、過去のモノを、再生することに
伸び悩みの解決を見出したということです。
●今あるモノを再生する
これまでにないものを、新しく作るということもあると思いますが、
今あるモノを、再生する、リニューアルするという方法も有効だと
いうことです。
今あるモノに自社なりの工夫を加えて、再生することで、
伸びシロを伸ばしていく。
まったく新しく考えるよりも、成功確率は高いのかもしれません。
■再生のための4カ条
1 リストラはしない
2 相手の課題を克服できる策を示す
3 本人に変革を促す
4 「仕組み化」する
再生が成功したら、他のケースにも応用できるように仕組み化する
そうです。
●過去の遺物にも価値があるから、再生する
こういった4つのポイントを押さえて、再生しているということです。
過去の遺物にも、再生することで、価値を再びもたせることができる。
だから、その価値を見出して、再生する。
そして、成功したら、仕組み化して、応用するということです。
伸びシロを考えるときに、新しいことだけではなく、
今あるものを再生する、ということも考えると、
リスクはあまり高くなく、比較的成功確率も高く、成長できるのでは
ないでしょうか。
★【今日の「知識をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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□ 今あるモノ、過去の遺物を再生する
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■ ⇒ 今あるモノ、過去の遺物を再生していますか?
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2013年2月13日 22:00 経営 | 「過去の遺物」に勝機あり | コメント (0) | トラックバック
『ファスト&スロー (上)(下): あなたの意思はどのように決まるか?』ダニエル・カーネマン(著)
⇒『ファスト&スロー (上)(下): あなたの意思はどのように決まるか?』
ダニエル・カーネマン(著)
http://www.bizpnet.com/book/2013/02/fastslow1.html
http://www.bizpnet.com/book/2013/02/fastslow2.html
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■あなたの意思はどのように決まるか?
ノーベル経済学賞を受賞した、ダニエル・カーネマン氏の著書です。
意思がどのように決まるのか?
直感がどれくらい正しいのか?
といったことについて、書かれています。
意思決定について興味がある方は、読んでおきたい一冊です。
▼ ここに注目 ▼
システム1とシステム2
本書では、意思決定を、速い思考をする直感などのシステム1と、
遅い思考の熟考型のシステム2という表現にわけて、考えています。
「システム2に困難な要求を強いる活動は、セルフコントロールを必要と
する。そしてセルフコントロールを発揮すれば、消耗し不快になる。」
上巻(p.64)
■システム2は、怠け者
例えば、ダイエットしたいと考えて、食事を控えるといったことを
行うのは、システム2が活躍する場面ですが、システム2は、基本的に
「怠け者」で、なかなか動かない。
このため、欲求に素直な、システム1に負けやすい。
仮に、システム2が動作しても、自分は消耗して不快になってしまうことが
あるということです。
ですから、欲望に流されやすい人は、システム2が作動しにくいと言える
面があるというわけです。
■損失は利得の約二倍の重みを持つ
「日常生活のいくつかの場面では、損失は利得の約二倍の重みを持つ。」
下巻(p.174)
●利得より損失が気になる
また、多くの人は、損をするほうが、得をするよりも、気になる傾向がある
ということです。
これは、実生活でも、感じている人は多いのではないでしょうか。
なるべく損はしたくない。失敗したくない。
だから、損をしないため、失敗しないためには、行動しやすいけれども、
成功するために、行動するというのは、案外しないものではないでしょうか。
▼取り入れたいと思ったこと
意思決定において、システム1が、基本的には優位になっているようです。
うまくいく場面が多いとは言え、間違いやすい時もあるということが
わかります。
とくに、確率やデータを理解するということが、システム1は苦手のよう
です。
そんなときは、システム2を「動作」させて、意思決定ができるように
したいものです。
そのために、本書を読んでおくと、とても有益だと思います。
言い換えると、読まないのは損ですね。
■ファスト&スロー
人は、どのように意思決定するのか?直感は、どこまで正しいのか?
意思決定に興味がある方が読んでおきたい一冊です。
読まないと損です。
というわけで、読んでみてください。
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▼ あわせて読みたい ▼
『決断の本質 プロセス志向の意思決定マネジメント』
マイケル・A・ロベルト(著),スカイライトコンサルティング(翻訳)
http://www.bizpnet.com/book/2006/08/ketudan.html
『行動経済学 経済は「感情」で動いている』友野 典男 (著)
http://www.bizpnet.com/book/2006/07/koudou.html
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆(★4.5)
ノーベル経済学賞を受賞した、ダニエル・カーネマン氏の著書です。
意思がどのように決まるのか?直感がどれくらい正しいのか?
といったことについて、書かれています。
意思決定について興味がある方は、読んでおきたい一冊です。
読まないと損です。読んでみてください。
▼ おすすめしたい方 ▼
意思決定に興味がある方。
ビジネスパーソン。
★『ファスト&スロー (上)(下): あなたの意思はどのように決まるか?』
ダニエル・カーネマン(著)
http://www.bizpnet.com/book/2013/02/fastslow1.html
http://www.bizpnet.com/book/2013/02/fastslow2.html
★【今日の「本をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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◇ システム2は、怠け者
◇ 損失は利得の約二倍の重みを持つ
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◆ ⇒ 適切な意思決定ができていますか?
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2013年2月13日 20:59 自己啓発 | 『ファスト&スロー (上)(下): あなたの意思はどのように決まるか?』ダニエル・カーネマン(著) | コメント (0) | トラックバック