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2011年10月 3日
『どうする?日本企業』三品和広(著)
⇒『どうする?日本企業』三品和広(著)
http://www.bizpnet.com/book/2011/10/dounihon.html
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■『戦略不全の因果―1013社の明暗はどこで分かれたのか』などの著者で、
神戸大学大学院経営学研究科教授の三品和広氏による著書です。
http://www.bizpnet.com/book/2008/01/inga.html
これからの日本企業に必要なことは何か?ということをテーマに、
主に目指すべきではない方向性についてを書かれています。
▼ ここに注目 ▼
「主戦論は、日本がアメリカを喰う立場にあるときには好都合でした。それ
で社内をまとめるのも、比較的楽だったと思います。ところが、攻守を
変え、日本が守勢に回る番が巡ってくると、主戦論は玉砕につながりかね
ません。」(p.195)
■どう戦うか?
本書では、これまでの日本企業の低利益率を指摘しています。
それでも、成長市場であれば、そしてこれからも成長する見込みがあれば、
なんとかやっていくことができるかもしれません。
しかし、このところの世界金融危機や新興国市場での競争の激化などから、
なかなか利益を出しにくい状況が続いています。
●どう利益を上げるか?
成長を目指すことだけ、攻めることだけが、唯一の「戦い方」ではない。
ということを、本書では言われたいのだと思います。
では、どうすれば良いのか?
本書において、この点についての言及もありますが、画期的な処方箋や
「戦い方」があるわけではないのかもしれません。
▼思ったこと
成長一辺倒ではなく、現状維持や改善なども市場や市況によっては、
必要なことなのではないでしょうか。
それすらも、むずかしいということもあるかもしれません。
しかし、その中で、何とか長期的に存続できるように、
事業を続けられるようにしていく。
そういう視点を持って、事業を行っていくことの重要性を感じる一冊でした。
■これからの日本企業に必要なことは何か?ということについて
書かれています。
主に目指すべきではない方向性について書かれています。
本書だけでは、なかなか目指すべき方向はわかりにくいかもしれません。
ですが、どちらに向かうと厳しいかを知ることはできます。
もちろん、方向性のヒントなども書かれているので、
それらをヒントに、自分なりに考えるということも可能です。
ということで、日本企業のこれから目指すべき方向を考えたい方は、
読んでみてください。
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▼ あわせて読みたい ▼
『戦略不全の因果―1013社の明暗はどこで分かれたのか』三品和広(著)
http://www.bizpnet.com/book/2008/01/inga.html
『コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則』
http://www.bizpnet.com/book/2010/09/market30.html
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆
これからの日本企業に必要なことは何か?ということについて
書かれています。
主に目指すべきではない方向性について書かれています。
日本企業のこれから目指すべき方向を考えたい方は、読んでみて
ください。
▼ おすすめしたい方 ▼
日本企業のこれから目指すべき方向を考えたい方。
経営者。
★『どうする?日本企業』三品和広(著)
http://www.bizpnet.com/book/2011/10/dounihon.html
★【今日の「本をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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◇ 主戦論は玉砕につながりかねません
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◆ ⇒ 成長以外の戦略も持っていますか?
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2011年10月 3日 20:59 【書評・感想】 経営 | 『どうする?日本企業』三品和広(著) | コメント (0) | トラックバック