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2009年2月 5日
熊井英水氏、近畿大学教授「マグロをつくれ!これが新時代の水産業だ!」
⇒ 熊井英水氏、近畿大学教授 近大水産研究所前所長
「マグロをつくれ!これが新時代の水産業だ!」
(「カンブリア宮殿」 2009年2月2日放送分)
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■この回のカンブリア宮殿のゲストは、近畿大学教授、熊井英水氏でした。
クロマグロの完全養殖を手がけた方ということでした。
(近畿大学では、他の魚の養殖も行っているとのことです。)
■熊井氏が、マグロの養殖を始めたのは、1970年ということです。
2002年に、完全養殖に成功したとのこと。
実に32年の時間がかかっています。
マグロの生態があまりわかっておらず、マグロが「臆病な」魚だったために
これだけの時間がかかったようです。
■マグロの漁獲量が減ってきている、マグロの漁獲規制などが、ニュースなど
で取り上げられています。
「マグロは国際資源 地球視野で考えなくては行けない」
と、熊井氏は言われていました。
漁獲が減り、マグロなどの魚が食べられなくなるような事態が起こって
しまわないように、このような視点が必要なのだと思います。
■人類のために貢献している
大げさかもしれないが、人類のために貢献していると考えて、
養殖などを行っているということでした。
食糧の確保のためや産業として水産を守るということなどを考えられている
のでしょう。
こういった気持ちがあるからこそ、長期間にわたる研究などが可能だったの
ではないか、そんなことを感じました。
★【今日の「知識をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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□ マグロは国際資源 地球視野で考えなくては行けない
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■ ⇒ 地球視野で考えてみる
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2009年2月 5日 17:00 ビジネス | 熊井英水氏、近畿大学教授「マグロをつくれ!これが新時代の水産業だ!」 | コメント (0) | トラックバック
『「多様な意見」はなぜ正しいのか』スコット・ペイジ(著)
⇒『「多様な意見」はなぜ正しいのか 衆愚が集合知に変わるとき』
スコット・ペイジ(著)
http://www.bizpnet.com/book/2009/02/tayoui.html
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■「多様性研究のランドマークになる名著」
『まぐれ』などの著者、タレブ氏による本書についての言葉です。
名著かどうかはわかりませんが、良書だと思います。
■多様性、ダイバシティーが大切とは、よく言われます。
ビジネスなどでは、多様なお客様に対応するには、多様な従業員が必要
だからというような一般的な話として言われます。
本書では、多様な意見が、どのようなときに、専門家の意見よりも
良くなって、どのような条件だと悪くなるのか、ということなどを、
モデルやツールを使って、論じられています。
衆愚が集合知に変わるとき、と副題にあるように、
優れた集合知になるのは、どういう条件、どういうときなのか、
といったことがわかります。
▼ ここに注目 ▼
「ずばり言うと、多様性が能力に勝るのである。」(p.182)
■能力のある人間、例えば専門家などの意見や判断は、普通の人の意見など
よりも優れているという考え方があります。
しかし、ある条件を満たせば、多様な意見のほうが、能力のある人の意見
などよりも勝ることがあるということです。
もちろん、その条件を満たすことが重要なのですが。
■本書では、また、好みの問題や集団での意思決定などについても、
論じられています。
多様な人間がいることのメリット、またデメリットなどについても、
述べられています。
また、人とは違ったものの見方をするには、どうしたらよいかということの
ヒントも書かれています。
様々なことを考えさせられる一冊です。
▼取り入れたいと思ったこと
多様性がどのようなときに、優れた意見などをもたらすのかということを、
知ることができたように思います。
さらに、意見などが違うもの同士で、どのように協力すると良いのか、
といったことを考える際のヒントにもなるかもしれません。
本書では、ツールボックスというものが、「人の意見」の構造、成り立ちを
見る際に、提示されています。
この「フレームワーク」のようなものを使うことで、
意見の違いなどを理解しやすくなるかもしれません。
使ってみたいなと思っています。
■優秀な人間を雇うことが大切と、企業経営などでは言われます。
その一方で、頭の良い人間が集まると、チームとして機能しないとも
言われます。
個々の能力なのか、チームワークなのか、といった議論があります。
人はどうすればうまく協力し合うことができるのか。
本書は、その基本的な考え方、「観点」(の一つ)を、見せてくれている
ように思います。
多様性について考えたい方が読まれると、参考になると思います。
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▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆(★4.5)
「多様な意見」はなぜ正しいのか、ということについて、
モデルやツールを使って、論じられています。
衆愚が集合知に変わるときは、どんなときなのか、といったことが
わかります。
多様性が個人の能力を超えるには、どうしたら良いのかということ
のヒントもわかるかもしれません。
▼ おすすめしたい方 ▼
多様性について考えたい方。
新たな観点を持ちたい方。
▼ あわせて読みたい ▼
『ウィキノミクス』
ドン・タプスコットアンソニー・D・ウィリアムズ(著)
http://www.bizpnet.com/book/2007/06/wikino.html
『アイデアのちから』チップ・ハース(著),ダン・ハース(著)
http://www.bizpnet.com/book/2008/12/aitika.html
★『「多様な意見」はなぜ正しいのか 衆愚が集合知に変わるとき』
スコット・ペイジ(著)
http://www.bizpnet.com/book/2009/02/tayoui.html
★【今日の「本をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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◇ 多様な意見が、専門家の意見よりも、良いときがある(多い)
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◆ ⇒ 多様性について、考えてみる
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2009年2月 5日 16:59 【書評・感想文】 その他 | 『「多様な意見」はなぜ正しいのか』スコット・ペイジ(著) | コメント (0) | トラックバック