« 2011年9月14日 | トップページ | 2011年9月16日 »
★知っているだけで、十分ですか?このブログは、メルマガ「知識をチカラに!」のバックナンバーブログです。
▼詳しくは→「知識をチカラに!」 ↓情報・知識を活かしたい方は、ご登録を!
【メルマガ登録】 (無料)
▼詳しくは→「知識をチカラに!」 Powered by |
2011年9月15日
『ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件』楠木建(著)・読書書評
⇒『ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件』楠木建(著)
http://www.bizpnet.com/book/2011/09/stokyo.html
-----------------------------------
■優れた戦略は、良いストーリーである
本書の主張をひと言で言うと、こういうことだろうと思います。
では、良いストーリーとは、どういうものか、どうやって良いストーリー
としての競争戦略を作るかということについて書かれています。
▼ ここに注目 ▼
「戦略ストーリーの評価基準はストーリーの一貫性(consistency)です。
一貫性の次元として、次の三つが考えられます。
・ストーリーとしての強さ(robustness)
・ストーリーとしての太さ(scope)
・ストーリーの長さ(expandability)
つまり、強くて太くて長い話が「良いストーリー」というわけです。」
(p.186)
■これら3つがあると、良いストーリー、良い戦略
強さは、因果関係の可能性が高いということで、
太さとは、構成要素間のつながりの数が多いこと、
長さとは、時間軸での発展性が高いということだそうです。
実現可能性が高く、つながりが多く、発展し続けられる、戦略が
良いストーリー、戦略ということになります。
●仮にそうだとして、しかし、このような戦略を見つける、作ることは、
簡単ではないと思いますし、本書でも指摘されています。
良いストーリー(良い戦略)を読み解くことで、そのポイントなどを
知ることができる、作りやすくなるなるのではないかということです。
▼取り入れたいと思ったこと
「バカな」と「なるほど」。
良いストーリーには、そんな「バカな」と「なるほど」があるということ
です。
一見すると、不合理のようなことが、よく見てみると、なるほどと合理的に
なっている、ということです。
こういう戦略などを考えたいと思いました。
■約500ページとなかなか長い本です。冗長な感じは、多々あります。
それも、「良いストーリー」、戦略は長いからということのようです。
戦略についての復習ができるような内容の部分などもあるので、
長くなっている面があります。
それでも、戦略が静的ではなく、動的であると指摘は、重要だと思います。
良い戦略を作りたい、考えたいと考えている方は、読んでみると、
参考になることが見つかると思います。
-----------------------------------
▼ あわせて読みたい ▼
『戦略思考のフレームワーク―未来を洞察する「メタ思考」入門』
西村行功(著)
http://www.bizpnet.com/book/2010/04/senfra.html
『ゲームの変革者―イノベーションで収益を伸ばす』
A.G.ラフリー(著)、ラム・チャラン(著)
http://www.bizpnet.com/book/2011/09/gamechan.html
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆
良いストーリー、戦略とは、どういうものか、
どうやって良いストーリーとしての競争戦略を作るかということに
ついて書かれています。
良い戦略を作りたい方が読まれると、参考になることが見つかると
思います。
▼ おすすめしたい方 ▼
良い戦略を立てたい方。
経営者。
★『ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件』楠木建(著)
http://www.bizpnet.com/book/2011/09/stokyo.html
★【今日の「本をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇
◇ 優れた戦略は、良いストーリーである
◇
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆
◆ ⇒ 優れた戦略をどうやって作りますか?
◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2011年9月15日 20:59 【書評・感想】 経営 | 『ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件』楠木建(著)・読書書評 | コメント (0) | トラックバック
Appleから教訓とすべき5つのポイント・スティーブ・ジョブズの経営学「独裁者」が築いた独創企業
⇒ スティーブ・ジョブズの経営学「独裁者」が築いた独創企業
(「日経ビジネス」 2011.9.12 p.62~)
-----------------------------------
■スティーブ・ジョブズ氏が、AppleのCEOを退任しました。
この「日経ビジネス」の記事では、その経営について書かれています。
ジョブズ氏は会長となったので、まったく影響力がなくなったわけでは
ありませんが、一つの節目として、振り返ってみるのは参考になります。
■日本企業もアップルから学べ 教訓とすべき5つのポイント
1 事業を絞り込んで注力する
2 ハードとソフトを融合する
3 プラットフォーム戦略を取る
4 ブランド価値を再生する
5 アウトソーシングを活用する
●独創企業としてのAppleから、これら5つが教訓として導きだされると
いうことです。
こう見てみると、すでに、これらは、Appleの特徴として言われている
ことです。
5つも実現できていることが、「すごい」ということなのではない
でしょうか。
●「分析する」のと「実現する」のは違う
これら5つは、ビジネスなどでよく言われることだとも、思います。
そして、一つひとつが、どれを取っても、実現は容易なことではない
でしょう。
そんな5つを同時に実現できていることが、Appleの強みなのだと、
この記事から、改めて確認できたように思います。
★【今日の「知識をチカラに!」】━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□
□ アップルから教訓とすべき5つのポイント
□
□ 1 事業を絞り込んで注力する
□ 2 ハードとソフトを融合する
□ 3 プラットフォーム戦略を取る
□ 4 ブランド価値を再生する
□ 5 アウトソーシングを活用する
□
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■
■ ⇒ Appleから、何を学びますか?
■
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2011年9月15日 11:00 経営 | Appleから教訓とすべき5つのポイント・スティーブ・ジョブズの経営学「独裁者」が築いた独創企業 | コメント (0) | トラックバック